歌舞伎町「トー横」と若者たちの現在地:居場所を求める姿と、そこにある問題とは?「トー横」とは? 歌舞伎町の若者たちの実態と、支援の現状
歌舞伎町「トー横」の変化を追う。東急歌舞伎町タワー開業で、居場所を求めて集まる若者たち。地雷系ファッション、パパ活、薬物… 深刻な問題が。支援と取り締まりの間で揺れる現状、NPOや保育士の取り組み、都の対策も。農業体験という新たな試み、閉鎖されたトー横、そして彼らが本当に求めているものとは? 社会全体で向き合うべき課題を浮き彫りにする。
💡 歌舞伎町に集まる若者たちの現状と、彼らが抱える問題点について焦点を当てます。
💡 東急歌舞伎町タワー開業による変化や、支援活動の取り組みを紹介します。
💡 「トー横」と呼ばれる若者たちが抱える問題の背景と、今後の展望について考察します。
さて、本記事では、歌舞伎町を中心に広がる若者たちの問題、いわゆる「トー横」について、様々な角度から見ていきます。
東急歌舞伎町タワー開業とトー横の変化
東急歌舞伎町タワー開業が、若者たちの居場所に与えた影響は?
トー横の状況に変化をもたらし、警備員の配置が目立った。
東急歌舞伎町タワーの開業は、歌舞伎町の風景を大きく変えました。
特に、若者たちが集まる「トー横」周辺にも変化が見られ、新たな問題も浮上しています。
✅ 東京・歌舞伎町に複合施設「東急歌舞伎町タワー」がオープンし、周辺には多くの外国人観光客が集まった。
✅ 「トー横」と呼ばれるエリアでは、施設開業の影響で、普段集まる若者たちの姿はほとんど見られなかった。
✅ トー横の閉鎖は、家庭環境に問題を抱える若者たちの居場所をさらに狭め、状況を悪化させる可能性が指摘されている。
さらに読む ⇒弁護士JP|あなたの悩みを解決する弁護士検索サイト出典/画像元: https://www.ben54.jp/news/387東急歌舞伎町タワーの開業は、トー横の若者たちに影響を与えました。
警備員の配置や人の流れの変化は、彼らの居場所を脅かす可能性も孕んでいます。
2023年4月、東京・歌舞伎町に大型複合施設「東急歌舞伎町タワー」がオープンし、周辺の「トー横」と呼ばれる若者たちのたまり場に変化が見られました。
タワー開業当日、かつて「トー横キッズ」が集まっていた場所は人であふれ、警備員の配置が目立ちました。
この変化の背景には、家庭環境の問題、学校での不適応、社会的な孤立など、様々な生きづらさを抱えた若者たちが、SNSなどを通じて居場所を求めて歌舞伎町に集まるという現状があります。
なるほど。タワー開業は、ある意味、トー横の若者たちには逆風になったんですね。ただ、集まる場所が変わっただけで、問題の本質は変わらない気がします。
トー横キッズの実態と抱える問題
トー横キッズ、抱える問題は?
貧困、性暴力、薬物、自殺など。
歌舞伎町以外にも、同様の問題を抱える若者たちの集まりは存在します。
福岡の警固公園における事例を通して、彼らの実態と直面する問題を見ていきましょう。
公開日:2023/07/23
✅ 福岡・天神の警固公園には、主に10代~20代の若者たちが集まり、「警固界隈」と呼ばれている。
✅ 彼らは、家での居場所のなさや悩みなどを共有できる仲間を求めて集まっており、公園でたばこを吸ったり、飲酒したり、恋愛やお金、親との関係などについて話している。
✅ 警察官による身分確認も行われるが、偽名や嘘の住所を教えるなど、慣れた様子も見られる。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230722/k00/00m/040/097000c警固界隈の若者たちは、居場所と仲間を求めて集まっています。
しかし、そこには、性暴力や薬物乱用といった、深刻な問題が潜んでいます。
「トー横キッズ」と呼ばれる若者たちは、10代後半から20代前半が中心で、SNSでの交流をきっかけに集まるようになりました。
彼らは、地雷系ファッションを好み、路上や安価なホテルでの寝泊まりをするなど、独自の文化を形成しています。
しかし、経済的な困窮からパパ活に手を出す少女もおり、性暴力や薬物乱用、飛び降り自殺といった深刻な問題も発生しています。
警察による取り締まりも行われていますが、同時に彼らの居場所を奪うことにも繋がりかねないジレンマがあります。
福岡の警固公園でも、似たような状況なんですね。表面的な場所は違えど、根本にある問題は共通しているように感じますね。
次のページを読む ⇒