イエスと安息と愛: 聖書と明治学院大学に見る救いと慰め(？)休息と希望: マタイ伝、詩篇、そしてヘボンの遺産

それでは、本日の記事でご紹介する内容を簡単に見ていきましょう。

労苦と重荷を負う人々への慰め

イエスが人々の苦しみを理解し、救いの手を差し伸べていることを示唆しています。

マタイによる福音書

✅ イエスは、重荷を負い苦労している人々に、自分のところに来なさいと呼びかけ、休息を与えると約束します。

✅ イエスのくびきは負いやすく、荷は軽いので、人々はイエスに学び、魂に安息を見出すことができる、と説明しています。

✅ この箇所は、イエスが人々の苦しみを理解し、その苦しみから解放してくれることを示しています。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.bible.com/ja/bible/81/MAT.11.28-30.JA1955

イエスは、重荷を負う全ての人々に休息を与えると約束しています。

そのくびきは負いやすく、荷は軽いという言葉が印象的です。

今週の説教は、三位一体の日曜日の後の第二の日曜日に向けられています。

聖句はマタイ伝福音書第11章第28節「凡て労する者・重荷を負う者、われに来れ、われ汝らを休ません」から引用され、労苦と重荷を負う人々に、休息と慰めを与え、生き返らせることをイエスの意志として示しています。

説教は、ヤコブ書第5章第13節「汝等のうち苦しむ者あるか、その人、祈（いのり）せよ。

喜ぶ者あるか、その人、讃美せよ」と結びつき、苦しみの中で祈り、喜びの中で賛美することで、神との深いつながりを築くことができることを示しています。

イエスの優しさと包容力が伝わってきますね。私も辛い時は、この言葉を思い出そうと思います。

神への感謝と賛美

詩篇を通して心の葛藤と救済への道筋が示されているように感じました。

詩篇篇の構造分析

✅ 詩篇13篇は、苦しんでいる詩人が神への嘆願と救済を求める内容で構成されています。

✅ 詩篇は、苦しみの表現（1-4節）、神への嘆願（5-6節）、希望と信頼の表明（7節）の3つのパートに分けることができます。

✅ 詩篇は、詩の形式や内容の繰り返しを用いて、詩人の切実な願いと心の葛藤を表現しており、読者に共感と慰めを与えています。

さらに読む ⇒聖書構造分析：聖書くらべて読む聖書出典/画像元: https://kurabeteyomu.com/analysis/psa013.html

詩篇13編は、苦しみや不安を抱えながらも、神への希望を捨てない姿を描いています。

困難な時こそ感謝を。

説教で使用される詩篇第13篇第6節「主（しゅ）はゆたかに我をあしらひたまひたればわれ主に対（むか）ひてうたはん」は、神への感謝と賛美を歌い、困難な時でも希望と喜びを抱くことを促しています。

ジェイムズ・カーティス・ヘボンと奥野昌綱の「さいはひの／おとづれ／わらべてひきのとひこたへ」は、この詩編の解釈に基づいています。

今週の讃美歌は、ドイツ国教会讃美歌集（EvangelischesGesangbuchEG）213または225が推奨されています。

神への感謝と賛美を歌うことで、希望を見出すという教えは、どんな時代にも通じる普遍的なテーマですね。