地雷系ファッションとトー横キッズ: 新宿歌舞伎町発、現代不良像？トー横キッズと地雷系ファッション：変遷と社会問題、そして未来への考察

それでは、まず現在のトー横キッズのファッションの潮流について見ていきましょう。

不良ファッションの変遷 お兄系から地雷系へ

地雷系ファッション誕生の背景や、そのファッションが持つ意味合いがよく分かりました。

新宿歌舞伎町「トー横」は令和の若者ファッションの聖地になる

公開日:2021/10/07

✅ この記事は、新宿歌舞伎町にたむろする10代の若者「トー横キッズ」のファッションについて、昭和・平成の不良像との対比で解説しています。

✅ 特に、現在の「トー横キッズ」のファッションは、ヴィジュアル系バンドの影響を受けた黒を基調とした「地雷系」と呼ばれるスタイルが主流であると説明しています。

✅ また、記事では「地雷系」がSNSで交流する若者たちの待ち合わせ場所としてトー横が使われるようになったことが、現在の「トー横キッズ」の形成に繋がっているという背景も紹介しています。

さらに読む ⇒山田耕史のファッションブログ出典/画像元: https://www.yamadakoji.com/entry/to-yoko

地雷系ファッションが、従来の不良像とは異なる形で表現されているのが印象的ですね。

SNSの影響も大きいようです。

00年代には、メンズエッグやメンズナックルなどの雑誌が流行し、お兄系ファッションが主流でした。

しかし、00年代終盤には、黒を基調とした装飾的なファッションとマッチョな雰囲気を特徴とするオラオラ系が台頭してきました。

令和の不良像として、SNSを通じて生まれた地雷系ファッションが注目されています。

地雷系は、ヴィジュアル系バンドのような黒を基調とした服装に濃いめのアイライン、そしてリストカットの傷を特徴とするファッションです。

歌舞伎町という場所と密接に関係し、トー横キッズと呼ばれる若者たちがこのファッションを好んで着ています。

しかし、トー横キッズの中には、未成年の少女にピルを売りつけ売春をさせるなど、深刻な問題を抱えている者もいます。

トー横キッズのファッションは、従来の不良像とは異なる新しいスタイルであり、現代の若者たちのファッションの移り変わりを表しています。

地雷系ファッションが、SNSを通じて広がったというのが面白いですね。どこか゛闇゛を抱えた感じが、ミステリーの入り口みたいで興味深いです。

地雷系ファッション 病みかわいい世界観

量産型・地雷系ファッションの流行の背景にある社会的な要因について掘り下げます。

量産型・地雷系ファッションのルーツは甘ロリとゴスロリにある説。

公開日:2023/01/13

✅ 近年流行している量産型・地雷系ファッションは、甘ロリやゴスロリの簡略化版と言える。敷居が低く、誰でも参入しやすいことから、従来の原宿系ファッションに比べて新規参入者が増えている。

✅ 量産型・地雷系ファッションの流行により、従来の原宿系ファッション(ロリータ、ゴスロリなど)の新規ユーザーが減っている。これは、量産型や地雷系が、従来のファッションの簡易版であり、参入しやすいことから、新規ユーザーがそちらに流れているためである。

✅ 量産型・地雷系ファッションは、流行に乗った若者だけでなく、ロリータやゴスロリなど、より本格的な原宿系ファッションを志す新規ユーザーも生み出している。しかし、年齢や周囲の意見を気にする若者も多く、量産型から本格的な原宿系ファッションに進むことなく、他のファッションに移行してしまうケースも多い。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://harajuku-pop.com/53937/

地雷系ファッションが、単なる流行を超え、自己表現の手段となっていることが理解できます。

承認欲求との関連も興味深いですね。

地雷系ファッションは、危険な要素や人を意味する言葉でしたが、現在では「病みかわいい」や「儚い」といった雰囲気を強調したファッションを意味する言葉としても使われています。

地雷系女子は、感情の起伏が激しく、自分の世界を大切にする傾向があり、承認欲求が強い一面も持ち合わせています。

また、二面性や依存的な性格、他人への批判的な態度、外面と内面のギャップなども特徴として挙げられます。

ファッション面では、ゴスロリと似ていますが、地雷系はメンヘラ的なものを視覚的に取り入れたスタイルであり、黒やピンク、レース、リボンなどを組み合わせた「病みかわいい」ファッションが特徴です。

地雷系ファッションが、単なる流行を超えて、内面を表現する手段になっているんですね。昔のゴスロリや原宿ファッションにも通じるものがありますね。