唐十郎さん死去!? 伝説の演劇人、その生涯と功績を振り返るアングラ演劇の巨匠とは!!?
アングラ演劇の旗手、唐十郎が逝く。社会を鋭く批判する過激な作品で知られる劇作家・演出家の生涯と、寺山修司との因縁、そして伝説の舞台「腰巻お仙振袖火事の巻」復活！
唐十郎と寺山修司の因縁
唐十郎と寺山修司、二人の天才の因縁とは？
乱闘、ライバル関係、そして同じ命日
唐十郎さんと寺山修司さんの関係は、まさに天才同士のぶつかり合いだったんですね。
✅ 野崎剛史による写真集「かれらの未知の欲望 状況劇場 1971／1973」は、1970年代初頭に札幌で活動していた写真家によって撮影された、状況劇場の貴重な記録集です。
✅ 状況劇場は、唐十郎らによって1960年代前半に設立された演劇集団で、アングラ演劇界を牽引し、四谷シモン、麿赤兒、大久保鷹、根津甚八、小林薫、佐野史郎など、多くの著名な俳優を輩出しました。
✅ 本書には「あれからのジョン・シルバー」「二都物語」「鉄仮面」「ベンガルの虎」「海の牙」といった作品が収録されており、200部限定のエディションナンバー入りで、西村多美子による『実存 1968-69 状況劇場 / Theatre de Situation』とは異なる魅力を持つ作品集です。
さらに読む ⇒ 野崎 剛史/ Tsuyoshi Nozaki出典/画像元: https://made-in-wonder.com/item_detail.php?item_id=5204写真集「かれらの未知の欲望 状況劇場 1971／1973」は、貴重な記録ですね。
唐十郎と寺山修司は、アングラ演劇界を牽引した天才同士として、因縁の仲と言われている。
その理由は、乱闘騒ぎ、ライバル関係、そして命日が同じであることなど、さまざまな要素が絡み合っている。
まず、唐十郎率いる状況劇場と寺山修司率いる天井桟敷は、互いに事務所に押し掛ける乱闘騒ぎを起こすなど、激しい対立関係にあった。
さらに、互いに才能を認めつつも、ライバル視し、競い合う関係だったと言われている。
そして、驚くべきことに、2人の命日はどちらも5月4日であり、この偶然の一致が、彼らの因縁を感じさせる一因となっている。
唐十郎は、劇作家、演出家、俳優として活躍し、寺山修司は、詩人、映画監督、作家として多岐にわたる分野で才能を発揮した。
それぞれの才能は、互いに異なるフィールドで輝きを放っていたと言えるでしょう。
2人の天才は、その激動の人生と、互いに影響を与え合いながらも、時に衝突する関係の中で、日本の演劇史に大きな足跡を残した。
彼らの因縁は、これからも語り継がれるでしょう。
唐十郎さんと寺山修司さんの因縁って、なんだかミステリアスですね。
李麗仙さんの逝去
唐十郎さんと李麗仙さんの別れは？
深い絆を感じさせる別れ
李麗仙さんの逝去は、本当に残念です。
✅ 女優の李麗仙（享年79）が22日に肺炎のため死去し、26日に葬儀・告別式が営まれました。喪主は長男の俳優・大鶴義丹（53）が務め、親族や友人、演劇関係者が参列しました。
✅ 李麗仙は1963年から劇団状況劇場（紅テント）に参加し、看板女優として活躍しました。劇団主宰の唐十郎氏と結婚し、公私ともに同志として活動しました。毒の華のような艶麗な演技で「アングラ（前衛劇）の女王」と呼ばれ、国内外で人気を博しました。
✅ 88年に唐氏と離婚後も、李麗仙秘演会を通して舞台活動を続けました。晩年には創作現代能に意欲を燃やし、自ら執筆した作品を上演しました。2017年の「六条御息所」が最後の舞台となりました。唐氏は李麗仙の死後、最期に彼女のもとを訪れ、状況劇場時代の思い出の歌を歌い、李麗仙に別れを告げました。離婚後も長年苦楽を共にした二人の絆は深く、唐氏に見送られたことは李麗仙にとって最高の別れとなりました。
さらに読む ⇒日刊ゲンダイDIGITAL出典/画像元: https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/291175李麗仙さんと唐十郎さんの絆は、本当に深いものだったんですね。
李麗仙さんは、2023年3月25日に肺炎のため79歳で亡くなった。
唐十郎さんと李麗仙さんは、離婚後も長年苦楽を共にしており、葬儀・告別式では、唐十郎さんが李麗仙さんのもとを訪れ、状況劇場「ジョン・シルバー」の主題歌を歌い、李麗仙さんの顔を優しく撫で、「李麗仙！また会おう！」と声をかけ、深い絆を感じさせる別れとなった。
唐十郎さんと李麗仙さんの関係は、どんなものだったんでしょうか？
唐ゼミ☆による『腰巻お仙振袖火事の巻』復活
伝説の舞台が50年ぶりに復活！唐十郎作品の何が魅力？
反骨精神と美学
唐ゼミ☆による『腰巻お仙振袖火事の巻』の復活は、とても楽しみです。
✅ 劇団唐ゼミ☆が、1969年に東京都の不認可を押し切り強行上演された伝説的作品「腰巻お仙 振袖火事の巻」を、新宿中央公園にて合法的に上演する。
✅ 本作は、新宿を舞台に、中学3年の円谷芳一と娼婦に身を落とした幼なじみの片桐仙子の悲恋を描いた作品で、47年ぶりに原点となる新宿で上演される。
✅ 新宿区の許可を得て、新宿中央公園の水の広場に仮設される特設劇場での公演が実現し、現代の社会情勢を前にどんな変貌を遂げるのか期待される。
さらに読む ⇒ナタリー - ポップカルチャーのニュースサイト出典/画像元: https://natalie.mu/stage/news/203115唐十郎の作品が、現代においても再評価されているのは、素晴らしいことですね。
劇団唐ゼミ☆は、1969年に新宿中央公園で唐十郎率いる状況劇場によって強行上演され、伝説となった『腰巻お仙振袖火事の巻』を、50年ぶりに同場所で復活させる。
今回は合法で6日間上演され、唐十郎作品の真髄である反骨精神と美学、そして少女の力強い直感を表現する。
物語は、中学3年の円谷芳一と、娼婦に身を堕とした幼なじみの片桐仙子の愛と葛藤を描き、仙子が堕胎児を率いて、ドクター袋小路の企みと戦う姿が描かれます。
唐ゼミ☆代表の中野敦之は、この作品が劇団の念願であり、唐十郎作品の中でも特に重要な作品であると語っています。
現代社会における女性の力強さ、そして社会の片隅に置かれた人々の姿を、唐ゼミ☆独自の解釈で表現する、熱くパワフルな舞台となっています。
『腰巻お仙振袖火事の巻』ってどんな作品なんですか？
唐十郎さんの生涯と活動は、日本の演劇史に大きな足跡を残しました。
💡 唐十郎さんは、日本の演劇界に革命を起こしたアングラ演劇の旗手だった
💡 状況劇場や劇団唐組といった劇団を率い、数々の革新的な作品を発表した
💡 社会や人間の矛盾を鋭くえぐり出す作品は、今なお多くの観客を魅了している
